







東山にあるこの町家は、江戸末期からの歴史があるものの、改修前はお面をかぶるよう、看板建築として城北大通りに残っていました。町家のお顔が長い年月と隠されていたこともあり、金澤町家であることは、人々の記憶からも、まち並みとしても、忘れ薄れつつ、どこか寂しいさまが漂う。
期待するも、看板建築の中には、町家の意匠はほぼ残っておらず、プロジェクトはお顔の痕跡を探すことからはじまります。内側からは柱の切り欠き跡の調査、外側からはとなり町家(老舗お茶屋さん)の頼り、時にはまち並み古写真の持ち寄りからも痕跡を見つけました。こうして改修はまち並みを修復するよう進み、お顔には江戸末期からの痕跡も再び息づきはじめたので、追体験がてら是非探してみてほしい。
通り沿いに斜めに設けた広みでは、呼吸を整えにスッと集まる人たちも見受けられ、町家がまちに馴染みつつある風景を感じられます。現在、中に店舗さんが入っており、軒下の使われ方には今後も注目です!
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■とある町家のA工事(東山)
設計:あとりいえ。+ めくりめーく。
撮影:株式会社ワークス(担当:上田 健真)