「新しいけど、どこか懐かしいね。」
――いつか妻がこぼした一言。
今日も空き家で考えてしまう。
今日も小さくこわしながら、
別のかたちへ巡る先を探している。
手しごとを通して、みんなで探している。
できあがりは、
前後にイコールはないはずなのに、
どうして懐かしいのだろう?
懐かしいってなんだろう?
文化や歴史、記憶なんかに帯びているのかな、
――なんて。
手のひらには、
ついたホコリの量くらい、
小さな疑問が集まった。
――これは、
気づきから生まれる
手しごとの活動集。
遊園地より、原っぱで遊ぶことが
好きだった少年時代。
第二少年時代とそこは言い聞かせ、
大人のごっこ遊びのごとく、
今日もこつこつ活動中。